北海道編

2012年7月

札幌に降り立って、レンタカーに乗る。目指すはおよそ110キロの壮瞥町だ。壮瞥にはくだもの村と呼ばれる地域があり、現在はおうとう(さくらんぼ)のシーズンとなっている。数時間走り、いよいよ壮瞥に入った。見晴らしのいい平野を抜けるように国道453号線が走る。

今回訪ねた果樹園では、おうとう、りんご、ぶどうなどを長年栽培しており、直売所も設置している。さくらんぼといえば佐藤錦が有名で、東京のスーパーの店頭にも並んでいるが、このあたりの直売所ではそれ以外にも紅秀峰や水門といった品種がならんでいる。いくつかの直売所を訪ねてみたが、やはりどこでも定番の品種だ。甘くて適度な酸味もあり、夏を感じさせる爽快な味わいだ。

洞爺湖畔のホテルに宿をとったが、毎週土曜日に花火が上がる。朝早く羽田を立ち長い一日終えて夕食を済ませたら、ついうとうとしてしまった。打ち上げ花火の音で目が覚める。窓から見える暗い夜空に大きな花火の輪ができた。

ここ壮瞥にはJAとうや湖がある。ばれいしょ(ジャガイモ)を始めとする野菜から果樹まで、この地域で作られる作物は幅広い。駐車場の裏手には農機具の販売エリアがあった。今日は週末なので静かな雰囲気だった。天気は曇りがちだったが、有珠山はとても大きくどっしりとそびえていた。その土地を特徴づけるランドマークみたいだ。

新千歳空港に向かう帰り道、車で森の中を走り抜ける。これからのクオリティプロダクツを求める活動が始まっていた。